【ビジョナリーカンパニー】起業したい人必読のビジネス書

ビジネス書

せっかく起業するなら、長く残るような会社を作りたいですよね。
そんなあなたに最適の本があります。

優れた企業の共通点を探り出したこのビジネス書は、長年読み継がれている永遠のベストセラーです。
それでは早速「濃い試し読み」していきましょう。

『ビジョナリーカンパニー』ジェームズ・C・コリンズ/ジェリー・I・ポラス

卓越した企業18社を「ビジョナリーカンパニー」と定義し、その共通点を探ったビジネス書です。

サイバーエージェントの藤田さんが、この本に非常に感銘を受け、それがサイバーエージェントのビジョンに繋がっているのは有名な話ですね。

素晴らしい企業を作るためには、カリスマ経営者の存在や、綿密で複雑な戦略などが必要だと言われることがあります。
しかし、筆者はそれをはっきりと否定し、ビジョナリーカンパニーに必要なものを解き明かしていきます。

濃い試し読み「重要な4つの概念」

ビジョナリーカンパニーを作るために重要な概念は4つです。
それぞれ簡単に解説します。

「時を告げる預言者」ではなく「時計を作る設計者」

「時を告げる預言者」とは、優れたアイデアを生み出す経営者のことを指します。
一方の「時計を作る設計者」とは、会社を持続させる仕組み作りをする経営者のことです。

ビジョナリーカンパニーに必要なのは後者です。
なぜなら、時を告げるだけで終わってしまうと、亡くなった後に会社が存続することが難しくなるからです。

だからこそ、基本理念を信奉するカルトのような文化を築いたり、幹部を育成したりすることが大切になります。

ANDの才能を活かす

二者択一で物事をとらえるのではなく、それをどうすれば両立させられるのかを考えることが重要です。

ANDの才能が特に重要になってくるのが、次に述べる「基本理念と進歩」に関してです。

基本理念を維持し、進歩を促す

まず、単なる金儲けを超えた基本的価値観と目的として、基本理念を持つことが重要です。
この基本理念を変えてはなりません。

しかしながら、会社は世の中の動きに合わせて変化しなければなりません。

そこで登場するのがANDの才能です。
基本理念を維持しながら、進歩への意欲を失わないことが大切です。
ときには基本理念以外の全てを変化させることも必要になります。

具体的な方法としては、社運を賭けた大胆な目標(BHAG)を設定することや、自己満足に陥らない仕組み作りをすることなどが挙げられています。

組織が一貫性を持つ

社員が理念を支え、目標通りの進歩を遂げる環境作りの必要性を説いています。

基本理念と矛盾することには手を出さず、流行に逆らってでも自分自身の流れに従うことが肝要です。

まとめ

ビジョナリーカンパニーの要件がつかめましたか?

もしその根拠を知りたいのであれば、ぜひ『ビジョナリーカンパニー』をお手に取ってみてください。
あなたの仕事に対する価値観が大きく変わるはずです。

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