【世界史は化学でできている】化学の教養を身につけるならこの1冊

趣味・実用

教養ブームが続いていますが、化学の教養はお持ちですか?
高校で習ってから全く触れていない方も多いと思います。

そんなあなたにぜひおすすめしたい本があります。
世界史と結びつけながら、楽しく化学の教養を身につけられる本を濃い試し読みしてみましょう。

『世界史は化学でできている』左巻健男

ベストセラーになった『世界史は化学でできている』は、世界史と絡めながら化学を学ぶことができます。

化学に苦手意識のある文系の方でも、楽しく化学の教養を身につけられるのがこの本の独自性です。

話のタネになるようなエピソードが多いことも魅力になっています。
私自身、この本で学んだエピソードが初対面の方との会話で役立ったので、教養(豆知識?)の有用性を改めて感じました。

では、『世界史は化学でできている』で登場した話を濃い試し読みしましょう。

濃い試し読み「ハイヒール・マント・水道」

古代ローマでは上下水道が整備されており、公衆トイレや大浴場も作られるほどでした。

しかし、ローマの滅亡とともに大部分が破壊され、上水道も下水道も中世末期までは暗黒の状態が続きました。

その結果、道路や広場は糞便で汚れ放題。
片付けもほんの間に合わせ程度だったので、地下に染みこんで井戸を病原菌で汚染する結果になりました(これが後にペストの流行の原因となります)。

17世紀はじめに作られたハイヒールは、汚物のぬかるみでドレスの裾を汚さないために考案されたもので、当時はかかとだけでなくつま先も高くなっていました。

また、2階の窓からしびん(寝室用便器)の中身が道路に捨てられるので、その汚物をよけるためにマントが必要になりました。
淑女が道の真ん中を歩くように紳士がエスコートする習慣が生まれたのもこれが一因になっているようです。

当時は服もあまり洗濯せず、お風呂やシャワーも全く利用していなかったため、体臭をごまかす必要がありました。
そこで誕生したのが香水だったのです。

化学からやや話がそれてしまいましたが、このようなエピソードを交えながら、楽しみながら化学を学ばせてくれるのが『世界史は化学でできている』です。

まとめ

化学への苦手意識を払拭するのに最適な本をご紹介しました。
興味を持っていただけたでしょうか?

ぜひ『世界史は化学でできている』を読んで、化学の教養を身につけてみてくださいね。

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