【ビジョナリーカンパニーZERO】偉大な企業を作る道しるべとなる名著

ビジネス書

起業したいと思ったとき、何を参考にすればよいのでしょうか。

もし悩むのであれば、まずは『ビジョナリーカンパニーZERO』を読むことをおすすめします。

偉大な企業を作るための全てが書かれており、NETFLIXのCEOも絶賛しているビジネス書です。

『ビジョナリーカンパニー』シリーズの原点にして最高峰との呼び声も高い名著を、早速「濃い試し読み」しましょう。

『ビジョナリーカンパニーZERO』ジム・コリンズ、ビル・ラジアー

世界1,000万部以上のロングセラー『ビジョナリーカンパニー』シリーズ。その最新刊とされているのがこの『ビジョナリーカンパニーZERO』です。

著者のジム・コリンズ氏は、『ビジョナリーカンパニー』シリーズを書く前に、ビル・ラジアー氏と『Beyond Entrepreneurship』(日本語未訳)を出版しており、本書はこれのアップデート版になっています。

すなわち、厳密には『ビジョナリーカンパニー』シリーズではないのですが、そのエッセンスはふんだんに盛り込まれており、これ1冊で『ビジョナリーカンパニー』シリーズ6冊の内容を概ね理解できてしまう内容です。

『ビジョナリーカンパニー』についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

筆者は「アーリーステージ企業のなかから偉大で永続的な存在に進化するところが出てくるのはなぜなのか、他社との違いはどこにあるのか」に関心を持っており、本書ではそれを明らかにしています。

起業家やスタートアップ・中小企業のリーダーをターゲットとした本ですが、ビジネスマンなら持っておくべき視点や考え方が数多く紹介されており、誰しも1度は読んでおくべきではないでしょうか。

では、『ビジョナリーカンパニーZERO』の一部を濃い試し読みしてみましょう。

濃い試し読み「成功と幸運の関係性」

成功と幸運にはどのような関係があるのでしょうか。

『ビジョナリーカンパニー④ 自分の意志で偉大になる』でジム・コリンズ氏とモーテン・ハンセン氏は、「幸運な出来事」を以下の3つの基準を満たすものと定義しました。

①自分が引き起こしたものではない
②(良し悪しにかかわらず)重大な結果を引き起こす可能性がある
③意外性がある(その出来事が実際に起こるまで、予測できない部分がある)

この定義を使って調べたところ、成功企業の歴史にはたくさんの幸運な出来事があったことを示すエビデンスが得られました。

しかし、比較対象群として調べた企業も同じくらいの幸運に恵まれていたことがわかりました。

すなわち、大成功した個人や企業は、幸運からより多くのリターンを得ていたのです。

企業を経営していれば、幸運も不運も間違いなく訪れます。
重要なのは、巡ってきた幸運を「どう活かすか」です。

そして、あらゆる最高のリーダーが理解し、実践しているシンプルな真実があります。
「幸運は諦めない者に訪れる」

幸運を活かす力も必要ですが、その幸運を手に入れるために、偉大な企業のリーダーたちはどんなに挫折をしても決して諦めませんでした。

さらに彼らは、自分の成功を自分の優秀さではなく運に恵まれたおかげだと考えるので、成功してからも努力を続けます。

すなわち、諦めずにひたすら努力を続け、掴んだ成功や幸運を最大限活用することが肝要なのです。

まとめ

偉大な企業を生み出すリーダーの姿勢が垣間見えたでしょうか。

実は今回ご紹介した箇所は枝葉に過ぎません。
特に重要な「リーダーシップ・スタイル」や「ビジョン」については、実際に読んでご自分の目で確かめてみてください。

『ビジョナリーカンパニーZERO』があなたの考え方に新たな風を吹き込むことを願ってやみません。

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